パートの面接における質問の仕方


「求人広告に載っていないけど確認したい事がある」、「面接で聞きたい事があるのだけどどう聞いていいものか・・」。とかく緊張し委縮しがちな面接の場ですが、聞きたい事を聞いす気持ちをスッキリさせておかないと、モヤモヤが尾を引く事にもなりかねません。

今回は、パートの面接に関する相談でよく頂く、「質問の仕方」と「これ聞いていいの?」という質問内容についてお話させて頂きます。

 

1.正しい聞き方なら何を聞いてもOK!

ビジネスの場でも同様ですが、プライベートや信仰、支持政党等に関する質問以外、「聞いてはいけない事」というのはありません。ましてやこれから自分の生活の一部をささげることとなる仕事の面接において、気になる事は絶対に聞くべき。どんなに些細な疑問でも仕事を始める前に可能な限り解決しておくべきです。

そこで問題になるのが「質問の仕方」、つまり「聞き方」です。ちょっと前にはやった「質問力」という言葉。これは質問の仕方、聞き方を磨いて問題の本質に迫るというスキルですが、このスキルを駆使すればどんなに聞きづらいこともしっかりと質問できるという点ではビジネスに限らず人生全般において役立つ非常に興味深いスキルです。
質問がこちらが思っている程「失礼」に当たらないこともあれば、その逆も然り。相手の事を慮りながら、また面接の場では自分のマイナスを見せない様配慮しながら、相手に聞きたい事を聞くというは中々難しいものです。世の中優しい「気遣いさん」が多く、その優しさや遠慮深さから、面接の場で聞きたい事を聞けない方が多いものですが、その優しさを「聞き方の準備」に当ててみませんか?ちょっとの工夫と努力で、疑問・不安・モヤモヤの解消って出来るものですよ。

 

2.質問のコツ①タイミング法

質問にはタイミングが重要。それはビジネスの場、プライベートの場も同じ。
初対面の人に、挨拶もそこそこにいきなり「おいくつですか?」とは聞きませんよね。まぁ、そもそも年齢を聞く事自体失礼な話ですが、あえて聞くとするならば、挨拶が終わり、本題も終わり、ちょっとした雑談なんかをしている時に、さりげなく、あくまでさりげなく・・・となるのが普通です。

この理屈、パートの面接の場においても同様です。例を出して解説します。

【聞きたい事】
「時給850円~※経験に応ず」となっているが、経験が5年ある私の時給は一体いくらになるのか?

よくあるパターンです。私達を迷わせる「~」の表記、「経験に応ず」のフレーズ。
気になるけど、お金のことって聞き辛いもの。しかしこれもタイミングを見て質問すれば問題ありません。

【NG】
×面接の冒頭に聞く
・「挨拶もそこそこに年齢を聞く」のと同様です。確かに時給が低ければやりたくない!無駄な時間を使いたくないという気持ちは分かりますが、相手だって自分の面接の為に、時間を取ってくれているわけですし、自分の経験等を面接で説明する前からこの話をしても相手に響きづらいと思われます。

△面接の最後に聞く
・面接の結びには「何かご質問は?」と聞かれる事が多いので、この場で時給の話をしてもOKですが、懸念が二つ。まずは「何かご質問は?」と聞かれなかった時に、「あの、スミマセン。時給のことなのですが・・・」と中々やりづらく、結局委縮してしまい聞けなくなってしまうというパターンが多い事。
もう一つは、面接が盛り上がった場合に多いのですが、質問自体を「忘れてしまう」という事。まぁ気にならなくなったのであればそれはそれでよいのですが・・

○自身の経験について聞かれている時に聞く
・時給の話は、仕事の話、特に自分の過去の仕事内容や経験がテーマに載っている時に質問するのがベストです。
「私くらいの経験ですと、時給はお幾らでお役にたてるでしょうか?」とズバッと聞いてしまっても話の流れから大きくそれていませんので、流れとしてはごくごく自然。またトピックが経験についての話になっていますので、相手にとっても普通に質問を聞き入れられる状態であると考えます。

関連するトピックについて話している時に質問をするという方法は時給に限った事ではありません。
例えば、お休み等に関する質問であればシフトや出勤日の話が机上にある段階で、有給や雇用保険等については、福利厚生の話や給料の話が出ている段階で、あくまで会話の延長線上、コミュニケーションの流れの一環として聞いてしまえば、自分にとっても相手にとっても自然な会話の一環として疑問を解決していくことが可能となるのです。

聞きたい事を聞く為のコツ。一つ目は関連する話題になった時に質問するというタイミングです。

 

3.質問のコツ②クッション言葉

そうはいっても「タイミングが図れない」、「私良くKYって言われるんです」等々、タイミングを計るのが難しいという方は、クッション言葉を付けて質問をしてみてください。

クッション言葉とは、本題を柔らかくするために付けられる修飾語の事。質問のきわどさを別の言葉でマイルドに、自然にすると言えば分かりやすいでしょうか?

【例】
×:「御年はおいくつでいらっしゃるんですか?:
○:「大変お若く見えますが、御年はおいくつでいらっしゃるんですか?」

前述の通り、人に年を聞くのはマナー違反ではありますが、分かりやすい例としてあえて書きます。×と○、質問に柔らかさが出ている点がおわかり頂けますでしょうか?本題の前にひと工夫、ひと言付けるだけでも、質問のきわどさが和らぎ、質問するこちら側の心も軽くなります。

またクッション言葉として、代替案を持ってくるのも大いにアリ。

例えば・・・

「子供の学校行事がいつ発生するか分からないので、急にお休みを頂く事になるのですがよろしいでしょうか?」
とただただ聞くのではなく、

「日程が判明し次第、即ご連絡する事をお約束します」

「その代わり出勤出来る日はお声かけ頂ければ、シフトに入ってなくても協力します」

という代替案を出す。これも質問、確認自体を和らげるクッション言葉に十分なりうると思います。

「御社には有給休暇がありますか?」と聞きたいのであれば、

「皆様、大変活き活きとお仕事をされていて、福利厚生も充実しているとお見受けしますが・・・」と付けたり、「業務に影響がないというのが前提だと思うのですが、有給休暇は頂けるのでしょうか」と聞いてみるのも良いかも知れません。

面接で聞きたい事を聞く為のコツ。二つ目は質問にクッション言葉を付けて質問自体をマイルドにするという方法です。

4.そんなことまでして質問する必要があるの?

タイミング法にせよ、クッション言葉にせよ、聞く側に準備を気遣いを要するという点を見れば、「面倒くさい」という声が聞こえてきてしかり。「そこまでして聞かなくても・・・」と割り切れる方、また細かい事に蓋をして頑張れるという方は、ここまでする必要はないと思います。

しかし、仕事を始める前に頂いた不安、心配、疑念等のモヤモヤは何かのきっかけで肥大化していきます。
時給をハッキリしないまま仕事を始めた→5年働いている同僚は全く昇給はないそうだ→自分も5年たってもこのままではないのか→ハッキリ時給を提示しない会社が信用できない→こんなところで働きたくない・・・

この図式。色々な原因や問題は別の部分にもあると思いますが、仕事を始める前のモヤモヤって、事の真偽を問わず、現実の仕事場で良くない方向に膨らみがちなのです。

それが「誰のせいか?」という事は大きな問題ではありません。モヤモヤが大きくなり、仕事を続けるモチベーションが下がってしまう事自体が問題なのです。

細かすぎる質問や拘りはどうかと思いますが、少なくとも給与、時間、福利厚生等の各種の処遇については気になる事、「モヤモヤ」が一つもなくなる様にご配慮頂きたいと思います。そしてその為に、質問力を是非とも磨いて頂きたいと考えます。


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