ブラック企業という言葉

流行語大賞などにもノミネートされ

規制法案等の話も上がっている

「ブラック企業」という言葉。

一般的な定義は・・・・

≪Wikipediaより抜粋≫

・労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いたり、

・関係諸法に抵触する可能性がある営業行為や従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業)を従業員に強いたりする企業

・パワーハラスメントという心理的、暴力的強制を常套手段としながら本来の業務とは無関係な部分で非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質
を持つ企業や法人

≪抜粋終り≫
要するに、

・従業員に真面ではない労働を強いる会社

のことであり、さらに、

・その労働の対価も払わない企業であり、

そしてそのルールを

・心理的・肉体的な圧力で強いる企業の事

であると言い換えて差し支えないでしょう。

被害を受けた方のお話を伺えば、聞くに堪

えない本当に耳も心も痛くなるような内容

で、一刻も早くこの「ブラック企業」とや

らが世の中からなくなってくれればと願

ってやみません。

「悪銭身につかず」

従業員の事を考えない「売上偏重型」の

企業はお先が知れているとはいえ、

その間に被害を受ける方は確実に存在

しますからね。

「ブラック企業」は一刻も早く、労働市場

から、いや、世の中から消えて頂きたいと

思います。

・・・・・・・

ところで、最近思うのですが、この

「ブラック企業」という言葉。

流行っていますよね。

流行りすぎてますよね。

ということはやっぱり、間違って

使われていますよね。

私、この言葉が大嫌いです。

TV・新聞でもあまり使っていただき

たくありませんし、

もちろん身の回りの方がこの言葉を使う

と、正直あまりいい気分がしません。

理由は簡単。

日本語特有の思考停止を促す

「便利ワード」だからです。

便利ワードとは、

本来の意味の解釈や状況を把握する

ことをおざなりにしてもその言葉の持つ

イメージだけでなんとなくの解釈できてし

まうワードの事。

※ちなみに私が作った造語です。

他には、「リーダーシップ」や「コミュニ

ケーション」という単語も便利ワード

ですね。

今の社会(経済・外交等)がどうなのか

という正確な事象は知らないし考えたく

もない。さりとて取り合えずの体裁を繕

うために眉でもしかめながら使われる

のは「リーダーシップ」という言葉。

日本の景気が悪いのは、

総理に「リーダーシップがないから」

次の総理に期待することは、

「リーダーシップ」。

大切なのはどの局面でリーダーシップを

発揮して、何をしなければならないか

なのに、とりあえず「リーダーシップ」

といっておけば、

「うまく言えないけれど、私の言いたい

ことはリーダーシップの一言に集約した

からあとは上手に解釈してちょうだい」

というところまで持っていけてしまうとい

う便利なワードです。

リーダーシップの本来の意味、

またどこでそれを発揮すべきかは

もはや関係なくなっています。

仕事がうまくいかないのは、上司と部下の

「コミュニケーション不足」のせい。

求人の要件では、「コミュニケーション力

高い方」という表記。

面接の自己PRで「私はコミュニケーション

能力が高いです」

の一言。

大切なのはこの「コミュニケーション力」

とやらで足りない何を補えばよかったの

か?その力で何ができる人間が必要な

のか?

そしてそれを活かして会社で何をして

くれるかなのに、

「ちょっと言葉では言い表せないモヤッ

とした部分だけど、要するにうまくやって

くれそうかどうかったことですよ。

わかるでしょ?」という意味不明な領域に

着地してそれでも、しっかりと通用して

しまうやはり便利なワード。

この便利ワードの怖さは、その言葉の

本来の意味、使われるべき状況は

もちろん、現在の状況の把握すら

あいまいにしてしまうところと、

もう一つは爆発的な普及力を持っ

ているところです。

物の前後がわかっていない人が、

意味の分かっていない言葉一つで

物事を処理してしまったら、

そしてそんなことが浸透して

しまったら、世の中いったい

どうなってしまうのか?

考えただけで恐ろしくなります。

「ブラック企業」という言葉は、

許されざる不正を重ねる企業

をあぶりだす一方で、今まさに

便利ワードになりつつあります。
私が転職の面接をしている際に

必ず聞く、

「何故転職を検討しているのか?」

という質問の答えでさえも

「今の会社はブラックだから」との

回答がよく登場します。

こんなこと普通の会社の面接で

言ったら落とされますよ。

それは「ブラック企業」にいたか

らという理由ではなく、

しっかりと物事の事情を説明できない

からという理由で。

言葉の意味が分かっていないという

理由で。

そもそもはやり言葉を正式な面接の

場で使うこと自体、

私はどうなのかと思います。

面接で「じぇじぇじぇ」なんて

いわないでしょ?(笑)

ちなみに自分の会社をブラックした

その方は、自分へのみ行われる上司

からの叱責がパワハラであり、そんな輩が

いる会社だからブラックであるとおっしゃって

おりました・・・

 

私がこの「ブラック企業」という言葉を

初めて見聞きしたのが、有名なインタ

ーネットの某掲示板。

過剰残業を強いる会社、いやな上司のいる

会社を総称して「ブラック企業」と呼んで

いたことを思い出します。

普段言えない仕事の愚痴や会社の不満を

ネット上に叩きつける

際に、時には上司の実名すら公開しながら

バンバン使われていた、

このブラック企業という言葉。

「某ちゃんねる」で使われていた言葉が

気がつけば映画のタイトルになり、

NHKや民放各社等の公共の電波に乗り、

新聞等でも喧伝され、ついには法律の名

前になってしまうまでに・・・

わずか数年の間でネットでの隠語が法案化

が検討されるまでに至ってしまう社会情勢

を憂う一方で、

「何でもブラック化」は残念ながら

始まってしまっています。

世でなんとなしに定義されている

「ブラック企業」の意味合いすら無視し、

会社で嫌なことがあれば

すべて「ブラック」扱い

してしまうという現象です。

上司に怒られたらブラック。

厳しいノルマを課されたらブラック。

不景気で賞与が出なければブラック。

500歩位譲って上記の事はまだ、まだ、

ほんのちょっとだけ

理解できるとしても、

注意・指導されたらブラック。

資格取得を促したらブラック。

飲み会に誘ったらブラック。

どこもかしこもブラックだらけ。

己のマイナスを顧みるような謙虚さも、

正確な状況把握をすることもなく、

うまく言い表せない気持ちの

ランディングとして

使われる「ブラック企業」という言葉。

本当に、本当によくないなぁと思います。

例え相手が本当に「ブラック企業」で

あったとしても、

言葉に甘えずしっかりと行動できれば

得るものだってあるはずです。

反対に、相手が「ブラックでもなん

でもない」にも関わらず、

軽はずみに「ブラックだ、ブラックだ」

なんてやってしまえば、

自分が薄く、軽くなるだけですよ。

※本当に苦しんでいる方は、声を大きくあげましょうね。
この言葉がはやる事で一つでも

多くの「ブラック企業」がなくなって

くれることを願うばかりです。

そして、一日も早くこの「ブラック企業」

という名の便利ワード、思考停止

ワードが使われなくなることを願います。

 

従業員の教育に熱心なとある

社長さんからのお話。

「ちょっと怒ったらブラックだって

辞めちゃったよ。

一生懸命頑張ってもらって、

うちがつぶれても食っていけるように

してやりたかったんだけどね」
本当のブラック企業とは、

従業員への愛がない会社です。

残業があっても、厳しい指導が

あっても、休みが少なくても

従業員の将来をしっかりと考え

ている会社のどこがブラックなのか?

言葉の正確な意味や状況の把握等

を置き去りにして体裁だけの

解釈を促す便利ワード。

今のその便利ワードの代表格である

「ブラック企業」という言葉。

やはり私は大嫌いです。

絶対に使いません。

ちなみに私は、

「ブラック企業」の事を、

「ウ○コ会社」と呼んでいます。

「ブラック企業」なんておしゃれな

名前でなんて呼んでやるものですか!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)