自分の数字をあげろ!

転職の相談を受けていて、

最近「増えたなぁ」と思うのが、

転職に「さしたる動機がない」方の

数。

いわば、「なんとなく転職」

とでもいうのでしょうか?

己が人生を変える大きな転機となる

キャリアチェンジをまるで洋服を取り

換えるがごとく簡単に考えている方が

少し増えているように感じます。

きっかけは様々。

今の職場でちょっと嫌なことがあった

という人もいれば、今の仕事よりちょ

っと興味を持てるものを見つけた人も

います。

私は相談業務で転職のモチベーション

が低い方に対しては、

少し厳し目にこう言います。

「その程度で?」

かなりイヤな言い方であると自分でも

わかっていますし、

これを言われてよい気分になる方は絶

対にいないと思います。

しかし、まさに「この程度」のモチベ

ーションで転職をして、

成功している人を私は知りません。

いえ、成功ではなく、転職前の状態よ

り待遇も、やりがいも

そして何よりご本人の精神状態も上に

上がった人を知らないと

言ったほうが良いでしょう。

よくお話をするのですが、私は人と仕

事の関係は掛け算のようなものだと考

えています。

たとえば、自分が2で会社が4なら合

計は8になります。

この理屈を前提とした場合、転職活動

とはつまり、この合計値を

今より大きくしていく作業であると言

えるでしょう。

勘違いして頂きたくないのは、転職は

数字の大きい相手探しでは

ないということです。

会社側の数字が大きければ、自分の数

字は1でもよいと考える方が

残念ながらあまりにも多くいらっしゃ

います。

これを図にすると・・・

≪現在≫

自分 2  × 会社 4    合計=8

≪今後の希望≫

自分 1  × 会社 8    合計=8

ちなみに自分の数字は「経験」、「キ

ャリア」、だけではなく、

その仕事にかける「思い」や「アツ

さ」も含まれます。

仕事ができなくても、未経験でも、

「俺はこの仕事で一生食っていく!」

と思っているあなたの数字は1ではあ

りません。

合計の数字を大きくしたいのは採用活

動を行う企業も同じ。

今の8に、2をかけて16に、5をかけて

40にしようと考えています。

費用も時間も手間もかかる採用活動を行う企業側が、自分たちの数字に

1しかかけてくれない人を採用するでしょうか?

少しリアルな話をすれば、実はこのような数字のズレがあっても、

実際問題、採用までたどり着くことは可能です。

少しのテクニックと度胸、ハッタリで内定・採用なんて簡単に取れて

しまいます。

しかし、問題はそのあと。

仕事で成果が出せるでしょうか?

しっかりと評価を受けられるでしょうか?

大切なことを置き去りにして、大きなズレをハッタリでごまかして

入った会社で、仕事を続けていくことができるでしょうか?

結果、入社後数か月で退社。

ただ振り出しに戻るだけならよいのですが、就職ではなく、

転職の場合には前職を失っている以上、無傷ではすみません。
なんとなく転職を考えていらっしゃる方。

転職を考えること自体は悪いことではありません。

しかし、相手探しの前に、まずは以下2点をしっかりと

考え、明確にしてください。
1.自分は何をしたいのか?

→「何ができるのか?」は次の段階で結構です。

2.それが今の会社で本当にできないのか?

→想像ではなく、働きかけているか?
どちらに対しても答えが出ない方は、今の会社で

全力を尽くし、実務の面でも気持ちの面でも

自分の数字を大きくしてください。

慣れ親しんだ環境のほうが「自分」を出しやすく、自分の

数字を上げるには適した環境のはずです。

そして、数字が高まった段階で、再び、1.2.を考えて

見てください。

そして、1.2.に明確な回答が出た方は、

自分の数字をかける甲斐のある相手探しに全力を注ぐ前に、

大切な家族に自分の思い、気持ちをしっかりと伝えて、

理解を得てください。

自分が主たる生計者である場合、転職はご家族の人生の

転機になるということもしっかりと認識しましょう。

それに、なんでも話せる家族を説得できなくて、どうして

初めて会う面接官を納得させられますか!
人生を変える転職。

自分の数字を高めて、真剣に臨んでいただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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